2026年1月12日
粉瘤の手術には「くりぬき法」と「切開法」の2種類があります。傷を小さくすることを優先するならくりぬき法がおすすめ、再発リスクの低さと確実性を優先するなら切開法がおすすめです。
診察時に炎症の有無・大きさ・部位によって最適な術式を選択する必要があります。
簡単に特徴をまとめると以下のようになります。
◎くりぬき法
特徴
• 粉瘤に2〜8mm程度の小さな穴を開けて摘出
メリット
• 傷が小さくすむ
• 手術時間が短い
• 顔など目立つ部位に向く
デメリット
少しだけ再発率が上がる
再発を繰り返している粉瘤には不向き
• 技術的に難しく、術者の経験差が出やすい
適応
• 小~中型(数mm〜5cmくらい)
• 顔・首など傷跡を最小限にしたい部位
切開法(従来法)
特徴
• 粉瘤の大きさに合わせて皮膚を切開し、袋を破らずに丸ごと摘出
• 傷はくりぬき法より大きい
メリット
• 袋を確実に取り除けるため再発率が低い
• 炎症を繰り返した粉瘤にも対応可能
• 大きい粉瘤でも確実に摘出できる
デメリット
• 傷跡が大きくなる
適応
• 炎症を繰り返している
• 大きい粉瘤
• 何度も再発している粉瘤
まとめると
傷跡を最優先 → くりぬき法
再発リスクを最小化したい → 切開法
となります。
当院ではご希望も伺いながら、最適な治療法をご提案させていただくことになります。